パソコンを定期的な掃除で長持ちさせよう

パソコンの寿命ってどのくらいでしょうか?

知人に聞いたり、ネットで調べると「5年位」っていう方が多そうでした。

下記はある有名メーカーのパソコン説明書から「使用環境」について抜粋したものです。

● 使用できる環境は次のとおりです。
温度 5 ~ 35℃、湿度 20 ~ 80%
● 次のような場所で使用や保管をしないでください。
直射日光の当たる場所
非常に高温または低温になる場所
急激な温度変化のある場所(結露を防ぐため)
強い磁気を帯びた場所(スピーカなどの近く)
ホコリの多い場所
振動の激しい場所
薬品の充満している場所
薬品に触れる場所

やはり、パソコンにとって大敵なのは、「熱」「湿気」「ホコリ」なのです。

しっかりと「熱」「湿気」「ホコリ」対策をすれば、パソコンの寿命も少なからず延びると思われます。

パソコンの故障の大半はホコリが原因です

パソコンが動かなくなったり、勝手に再起動を繰り返したり、フリーズを起こすようになったりしたら、まずは「ホコリ」を疑うようにしましょう。

電源ユニット

電源はパコソン全体に電力を送る重要な役割を果たしています。

電源の排気側です。

下半分がホコリで目詰まりしており、十分に排気が出来ていない状況です。

このような状態だと、排気不足の熱暴走を起こしたり、電源自体の寿命を早めさせます。

こんな時は、エアダスターでホコリを一掃させましょう。

綿棒などでチョコチョコふき取っても、時間がかかりすぎます。

短時間でホコリをとるには、エアダスターが便利です。

CPUクーラー

CPUはパソコンの頭脳です。

高度な演算を実行したり、マウス、キーボード、ハードディスク、メモリ、周辺機器などからデータを受け取り、計算し、判断し、その結果をディスプレイやメモリ、ハードディスク、プリンタなどに送り出します。

そんなCPUですが、非常に熱を発します。

どのくらいの温度になるかというと、100℃を超えることもあるのです。

もちろん、触ると火傷するほどの熱さです。

ただ100℃を超えるような熱さになるとCPU自体が故障してしまいます。

そこでCPUの温度を下げる役目をするのが、CPUクーラーなのです。

横から見るとこんな感じです。

CPUの上にヒートシンクがあって、その上にファンがついています。

CPUから発生した熱をヒートシンクに逃し、ヒートシンクに溜まった熱をファンで吹き飛ばすのです。

そんなCPUファンですが、ホコリがめっちゃ溜まりやすいんです。

実際には、こんな感じでホコリがへばりついていました。

CPUクーラーも電源と同様にエアダスターでぶっ放してしまいましょう。

グラフィックボード

グラフィックボードはディスプレイに画像を綺麗に映し出すためのパーツです。動画編集したり、ゲームをしたり、CAD のような製図ソフトを用いて図面を描いたりするときに、この部品の性能が重要になってきます。

グラフィックボードの性能も年々アップしてきて、それに伴い消費する電力も大きくなってきました。

高性能なグラフィックボードだと、100ワット以上の消費電力を必要とします。

そんなグラフィックボードなので、やはり結構な熱を発生させます。

構造的にはCPUクーラーと全く同じです。

グラフィックボードのチップセットの上に、ヒートシンクがあり、その上にファンが取り付けられています。

アップするとこんな感じで、ホコリがべったり付着しています。

グラフィックボードも電源やCPUクーラーと同様にエアダスターで隅々まで掃除しておきましょう。

マザーボードやケース内のホコリも取り除きましょう

ホコリが溜まりやすい場所は、ファンがある場所です。

ファンがあるということは、空気を送り出しているということです。

空気を送り出すということは、空気とともにホコリがどこかしらに付着するということになります。

とくに【電源】【CPUクーラー】【グラフィックボード】周りは、ホコリが付きやすいので、ホコリを取り除いてください。

また、それ以外のケース内のホコリもしっかり取り除くようにしましょう。

パソコンの大掃除は年1回

上記のようなパソコン内部の掃除は、普段はなかなか出来ませんので、年1回でよいかと思います。

家の大掃除といっしょに、パソコンの大掃除もする習慣にすれば、忘れることもないでしょう。

電源とHDDは消耗品と考えるべき

あと個人的な意見ですが、「電源ユニット」と「HDD(ハードディスク)」は消耗品と割り切ったほうがいいと思ってます。

いままで故障したパソコンの部品はほとんどが、「電源ユニット」と「HDD(ハードディスク)」でした。

なので「電源ユニット」と「HDD(ハードディスク)」は寿命があり、壊れる可能性が高いと思ってます。

HDDの保証期間は、メーカーによってもばらつきはありますが、だいたい「2~3年」になっています。

3年以上経つと保証してくれないということです。

言い換えれば、3年以上経つと壊れやすいとも考えられます。

また電源ユニットの保証期間は、なかには「7年保証」という製品もありますが、多いのは「3年」でした。

HDDと同様に、3年以上経つと壊れやすいとも言えます。

なので、わたしは3年に1度の割合で、電源の交換とHDDの交換をしています。

「年1回の大掃除と3年に1回の電源・HDD交換」というサイクルにしてから、幸いにもパソコンのトラブルがありません。

もちろん、たまたま運がよかったのかもしれません。

もしかしたら、電源・HDD以外に、「マザーボード」「ケーブル」「メモリ」などのパーツが故障する可能性もあります。

 

 

 

 

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